椎間板は中心に髄核と呼ばれるゼリー状のものと
それを保護するように線維輪が存在します。
その髄核が線維輪を破り神経を圧迫することにより、痛み、関連部位へのしびれが生じます。
一般に、椎間板に対する軸圧に加えて回旋力が
作用することにより、線維輪の破綻、髄核の移動が発生しやすいと考えられています。
仰向けで寝た状態で膝を伸ばしたまま脚を上げていく動作中に痛み、しびれなどあればヘルニアの可能性が疑います。(SLRテスト)
(痛みは伸ばされる痛みであれば単にハムストリングスのタイトネスの可能性も)
男女とも14歳(中学2年頃)にピークがあり、
特に男子に多く見られます。
原因は先天性の椎弓(脊椎後方の輪の部分)の
形成不全や、競技者などでは疲労骨折なのではと
考えられています。
腰の上部や臀部に痛みが出たり、後屈(身体を反らせる動作)の時に痛みが出ることが多いです。
先天性の要因がある場合は分離後のすべりの発生に注意が必要です。
純粋な過労性骨障害の場合は軽度のすべり以後は、すべりの進行がないことが多いです。
一般的に言われる「ぎっくり腰」のことです。
症状は腰背部にある筋肉の損傷、
椎間関節の捻挫によって痛み、炎症が生じます。
蓄積された筋肉疲労が原因となって起こったり、
重いものを一気に腰に持ち上げる等負担をかけすぎたりと様々な理由が挙げられます。
殿部のインナーマッスルに該当する
梨状筋の中を通る坐骨神経がケガやスポーツ活動により
圧迫されることにより殿部の痛み、坐骨神経痛が生じます。
座るっているときに症状が悪化し、立つと改善します。
椎間板ヘルニアと似た症状がでるため、鑑別が必要になります。